様々な種類の畳表

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畳表の材料

畳表の材料は、昔ながらのイ草に加え、最近では和紙や樹脂繊維などの機能性畳表が作られています。
それぞれ、優れた性質があります。

 

 

◆イ草
独特の芳香があり、癒しのアロマ効果もあります。
天然繊維ならではのさらっとした肌触りの良さが魅力です。
吸放湿性に優れ、調質作用もあるので湿気の多い日本には適した素材です。

 

一方、日焼けして色の変化が起きたり、ささくれが起きるなど、経年変化での劣化があります。

 

◆和紙
天然の木質繊維を使い織り上げられた畳表です。
独特の香りはありませんが、イ草のように日焼けしないのが特徴です。
またささくれもありません。
天然の繊維ですので、吸放湿性もあり、お部屋を快適に保つ働きがあります。

 

丈夫でカラーバリエーションも豊富です。
青畳のグリーンから、ちょっと日焼けした黄土色、墨のように黒っぽい色、ピンクがかった色など、 好みに合わせて使うことができます。
選ぶときは、素材の色見本を見て選びましょう。

 

 

◆樹脂畳
ポリプロピレンなどの素材で作られた畳表。
ダニやカビが発生しにくく、アトピーやアレルギーの方にはオススメの素材です。
清浄率(汚れの取れやすさ)も大きく、お手入も楽です。
色変化もほとんどありません。
クッション性があり、ホルムアルデヒドなどの有害物質も放出しないため安心して使えます。
旅館などでも使用されています。

 

畳床の材料

◆稲わら
昔ながらの材料、稲わらを乾燥させ、圧縮して縫い留め板状にしたもの。
弾力性、保温性に富み、調質作用も大きい。
欠点は重い、ダニなどの害虫が繁殖しやすい、カビが生えやすい、などです。

 

 

◆化学床
インシュレーションボードや、ポリスチレンフォームといった材料に稲わらを積層させて作ったものも出てきました。
これらは軽くて扱いやすく、材料の入手もしやすいことから多く普及しています。
欠点としては、稲わらのものと比べて踏み心地が堅い、調質作用が少ないことがあります。

 

 

表替えの際には、それぞれの畳表の材料のメリットをよく比較して選ぶようにしてください。
ちなみに管理人は自分が家を建てる際、やはり畳らしい芳香と肌触りや質感を感じたくて、畳表はイ草で仕上げてもらいました。

 

張りたての頃の良い香りはさすが天然素材といった感じで、とても癒されました。
もちろん、グリーンから黄土色へ徐々に色が変わったりもしますが、それも本物ならではで、魅力的な感じがしますね。
素材の経年変化自体を楽しむようにすると良いと思います。

イ草の種類や織り方によっても区別

大きく3つに分けられる畳表

畳の種類は、琉球畳・目積畳・龍髭畳の3種に大きく分けることが得できます。
琉球畳は、琉球で栽培された独特なイグサを用いた畳。
強固な畳表になるため、縁なし畳に向いている畳表です。

 

目積畳は、琉球畳と同じような織り方ですが安価なため最も広く使われています。
龍髭畳表は、主に床の間に用いられる畳のことで、価格が高く現在はあまり使われておりません。

 

経糸の織り方によってさらに分類

そんな畳表は、
それぞれ経糸という糸で織られており、経糸にも4つの分類が有ります。

 

1つめに糸引き表、低〜中級の畳表によく使われているものです。

 

2つめに麻引き表。麻引き表は、糸引き表に比べ耐久性に優れています。

 

3つめに綿W表。麻と綿の両方を使って織られ、
低〜高級品にまで最も幅広く用いられている手法です。

 

4つめは、麻W表。畳表の高級品にしか使われない手法で、
この中でも最高級品と呼ばれるのは広島県産備後表の動力長髭表です。